皆様こんにちは。日本コンピュータ技研(JC LAB)です。
今回はリスク対策についてです。
GW(ゴールデンウィーク)の期間にかけて、知床遊覧船事故が話題になっていました。
当事者ではないため真実は判りませんが、国に求められている品質の運行管理をしておらずリスクが高い状態で運営し続けた結果、今回の大事故につながったと見受けられます。
ITの観点でも、業務の中でITを使っていれば情報漏洩やシステム停止に伴う業務影響のリスクが存在します。
そのため、情報漏洩に備えたセキュリティ対策や、システム停止に伴う業務影響に備えたシステム障害対策といったリスク軽減(リスク対応)のためのIT投資も考えていく必要があります。
リスク軽減効果の金額換算の考え方としては発生確率×被害総額と言ったような考え方が想定されますが、注意すべき点としては人命や顧客の利益を害するリスクについては社会的な影響が大きく、信用を失墜させることになるため、今後のビジネスを継続させることが困難になることも考えられます。その他、自社のブランドイメージを毀損するようなリスクについても事業に大きく影響が出る可能性があります。
それらのリスクに対してあまりに過剰な対策をするのも経営が立ち行かなくなりますが、業界や仕組み上、最低限の対策はしておき、万が一事故が起きた時にも「管理が杜撰だった」などと評価されないようにすることが重要だと考えます。
今回はここまでとさせて頂きますが、皆様の参考になれば幸いです。
日本コンピュータ技研(JC LAB)ではIT戦略やIT投資に関するコンサルティング、システムの受託開発を行っております。ご相談などございましたらお気軽にご連絡ください。
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