皆様こんにちは。日本コンピュータ技研(JC LAB)です。
今回はIT投資によるコスト削減効果の考え方についてです。
コスト削減にも
1.従量で発生するコストの削減
紙の印刷や郵送、電気・ガスなど使用量に応じて費用発生するようなものの削減効果についてはそのまま費用の抑制に繋がるため、ある程度確実に発生する効果と言えます。
効果試算の考え方としては主に下記のようなものが考えられます。
削減量×1単位あたりの単価=コスト削減効果
2.固定で発生するコストの使用リソース削減(時間)
対象の業務をしている従業員の作業時間(工数)を削減する、といった効果です。
効果試算の考え方としては主に下記のようなものが考えられます。
削減対象従業員数×削減作業時間×時給=コスト削減効果
時間的なコスト削減の効果で注意すべき点は、作業時間を削減したからといって人件費が抑制されるとは限らない点です。対象者の残業が常態化している場合は残業時間が減ることで直接削減されますが、そうでなければ各人の浮いた時間を活用する方法を考えておかないと効果に繋がらなくなってしまいます。丸々1人分以上の作業時間の削減になる場合も配置転換や解雇、契約終了などが可能かも予め考えておく必要があります。
3.固定で発生するコストの使用リソース削減(空間)
2の考え方と同じようなもので、店舗や倉庫の不要な在庫を減らし、スペースを確保するといった効果です。
こちらも賃料が固定的に発生するため、利用スペースを減らしたからと言って直接費用が削減される訳ではありませんが、別のことにそのスペースを利用できるようになるため、コスト削減と言えるでしょう。(新商品や販促用のスペースに割り当てるなど)
削減スペース×スペースあたりのコスト=コスト削減効果
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